BiNDのようなソフトが流行ったあとには

またWebコンポーザー学校でBiNDの使い方などの授業を聞いています。BiNDを使えば、ホームページを作りたいと思って、文章まとめて写真があったらもう本当に簡単に綺麗なホームページが出来ると思います。もちろん若干の慣れと、パソコンスキルは必要ですが、それがあればザザッとはページが作れると思うのです。


もちろん、FTPの知識とか、サーバの契約とか、独自ドメインを使うなら取得方法とか、そういう部分でちょっと知らなければいけない部分はありますが、そこが分かればすぐにでもホームページが完成です。そうなったら、仕事でホームページ制作を受ける意味はどうなるのでしょうか。


確かにパソコンが苦手で、ブラウザーとメール以外は触りたくないという方もいます。本業が忙しくてホームページ製作は任せいたいという方もいます。それよりは、自分の仕事の合間に、自分でページを直したいという人はけっこういるものです。そういう方にとっては、本当にBiNDは便利なソフトになると思います。すべてが思い通りになるわけではありませんが、かなり近いところまではBiNDだけで持って行く事はできると、私は思います。


となるとますますWebデザイナーとしてやってきた自分の仕事はどうなるのか、どういうことをしていくべきなのかと自問するようになります。SEOや広告、アクセス解析からの提案、もっと難しいサイトを構築する(例えばコミュニケーションサイトの構築)などの仕事をもっと積極的にしていく必要もあるのでしょう。今までの知識だけでなく、日々変わる様々な情報を収集し、検証し、自分のものにしつつお客様に提供できる、そういうアドバイザーもしつつのWebデザイナーがより必要になってくるのでしょう。


世の中のしくみが便利になっていくことに対して抗っても意味はないことが多く、それよりも状況を受け入れて、より先に自分が進んでいくしかない、改めてそう思うのです。特に変化の早い世界に自分の身をおいてしまっているのですから、自分だけが立ち止まってもどうにもなりません。どこまでいけるのかわかりませんが、行けるところまでは行ってみるしかないのかも知れません。