フィルムカメラ

仕事上、デジタル一眼を使って撮影をすることが多いのですが、パソコンに取り込んだり加工したり、Web用、印刷物用の素材にするのがとても手軽で便利です。ちょっとした撮影でもデジタル一眼で撮っておけば、後々の加工も楽です。


それとは対局にグッと廃れた感じのあるフィルムカメラですが、今のところ自分の趣味用のカメラとして使っています。ちょっと仕事に使うには不便すぎて難しいのですが(すぐに見れないし、現像代もかかるし、失敗が出来ないし)、趣味であれば話は別です。ちょっとピントがずれたりボケたりしてもそれも味のうち、なんて勝手に思いこんでます。とはいえ、撮影した写真をストックしておいてどこかで使えないかな、という仕事に繋がることも考えながら撮影しています。


いまはかつて高嶺の花だったカメラが軒並み値崩れを起こしていて、中古カメラで楽しむにはとてもいい時代になっています。古いレンズを最新のデジカメに取り付けて撮影する、なんて方法で楽しんでいる方もいます。これはこれで、現代のきっちり設計されたレンズよりも独特の雰囲気を持った古いレンズを楽しむのにはちょうどいいようです。


いま自分のなかで一番楽しんで使っているのは、Olympus Pen FTというハーフサイズの一眼レフカメラです。36枚撮りのフィルムを入れると72枚撮影が出来て、ちょっとお得感があります。仕上がりもザラザラとした感じで、パリッとした今のデジカメの雰囲気とはかけ離れた雰囲気を持っていて、撮っているのも、あとで写真を見ているのも楽しいですね。


デジカメがどこまで普及して、フィルムカメラが廃れてしまうのかは分かりませんが、まだもう少しは続いて欲しいなあと、そのためにも使い続けたいなあと思うのです。