ウェブデザイナーになる?

不況も長引いておりまして、何か手に職をつけて行きたいと思うのは、良くあることです。ちょうど市民講座でホームページ製作の勉強をしているという人と話をしたので、自分の思うところをまとめてみます。


まず、市民講座、ほかの学校でも良いです、集中的にホームページ製作の勉強をする場所というのはいくつかあって、そういうところで勉強するのは結構ためになると思います。ソフトウェアの使い方や実際の製作についても勉強するのだと思います。気になるのはそれが終了したあとのことです。
もちろんこの手のことは、自分が手に職をつけて、新しい仕事を得ることが最重要ポイントなのだと思います。ただその仕事という面をどのレベルまで考えているのかが、ちょっと自分では分からないなと思うのです。


たとえばホームページ製作会社に就職したい。これはアリだと思います。実際にまるっきりソフトの使い方がわからない人を就職させるよりかは、ある程度分かる人の方がいいでしょう。そういうところに入れるのであれば、とりあえず文句なし(異論はあるとは思いますが)。


もし自分のお店や会社でホームページを作るためなのであれば、これもある面ではアリです。ホームページ製作会社に依頼するよりかは安上がりで、自分自身で作り上げたいという欲求も満たすことが出来るので、満足度はアップするでしょう。またこういう会社に就職するためにホームページの勉強をするというのもひとつの答えだと思います。ただ問題もあって、こういう場合、勉強した時点でのウェブの製作方法で情報が固定化されやすく、日々変わっていくホームページ製作方法をフォローするのが難しい、作った時点では最新でもどんどん時代遅れになりやすいという面もあります。日々の業務に追われてホームページのことなんて構ってられない!っていうのもあるでしょう。このあたりがちょっと難しいのではないでしょうか。


さらには独立して仕事をしたい!というのもあるかもしれません。まあこれについてはどんな分野でもそうだと思いますが、技術力もさることながら、営業力、コミュニケーション力がモノをいう世界なので、そっち方面に長けていれば大丈夫、というかわざわざウェブデザイナーをしなくてもいいのでは?という気もします。これまた、最新の技術をフォローしておくのが大変なので、日々勉強が必要だとおもいます。


いまは、新しいソフトが出てきてホームページ製作がしやすくなったり、またどんどん新しい技術が出てきて、フォローするのが大変だったり、業務が細分化されて(デザイナー、コーダー、プログラマーなどなど)、そのどこを目指していくのか、はたまた大きな技術変化の波が来て、一気に自分の仕事が自動化されて役目を終えてしまったりなんてことまで考える必要があったりなど、なかなか考える範囲は広いです。


どちらかというと、単独のwebの技術よりも、デザイン力であったり、イラストが描けたりなどのテクニックの方が後々役に立つんじゃないかなぁと思ったりもしますが、この辺は自分も身につまされるところです。


もちろん自分もいろいろ考えながら、自分の出来る範囲を推し進めていくしかないです。